Middle Office ApplicationとしてのCPQ
- CPQote
- 2019年2月15日
- 読了時間: 2分

Front Office ApplicationとBack Office Applicationのおさらい
顧客と直接関係するか、しないかで分類される。
顧客と直接関係するのがFront office Applicationです。
代表的なものとして、CRM・SFA・カスタマーサポート等が挙げられます。
顧客と直接関係しないものがBack office Applicationです。
代表的なものとして、会計・計画・在庫・人事・物流等を管理する、ERPが挙げられます。
Middle office Applicationとは
Front Office ApplicationとBack Office Applicationの橋渡しをするアプリ
Middle officeとはその名の通りFront officeとBack officeの間に存在するものです。
そして、これら2つの間の橋渡しを行います。
CPQについての基本的な考え方は→コチラの記事を参照下さい。
例えば、ある企業がCPQを使わずゼロから顧客を獲得し利益を生み出すサイクルを見てみましょう。
まずは企業は自社サイトや展示会から見込み顧客を獲得し、その見込み顧客をCRMで管理し、SFAで商談を前に勧めていきます。この途中で要望があれば見積書(Quote)を提出するでしょう。
商談が無事締結すると、請求書(Quote)を顧客に送ります。
これらの情報は後に経理部が集計し、会計のためにERPに送られます。
それでは、次に先程の企業がCPQを使ってゼロから顧客を獲得し利益を生み出すサイクルを見てみましょう。
まずは企業は自社サイトや展示会から見込み顧客を獲得し、その見込み顧客をCRMで管理し、SFAで商談を前に勧めていきます。この途中で要望があれば見積書(Quote)を提出するでしょう。
商談が無事締結すると、請求書(Quote)を顧客に送ります。
これらQuoteの情報は一旦CPQ上に集約されて、その後会計のためにERPに送られます。
重要なポイントは、Quoteの情報は一旦CPQ上に集約されてという点です。
これまではERPで、過去の見積もりや請求を行った結果しか見ることができませんでした。
しかし、CPQを導入することによってリアルタイムな見積もりや請求の状況、さらには請求に対する入金状況も把握することが出来るのです。
このデータは後にERPに送られて、過去の見積や請求の結果として管理されます。
CRM(Front)→SFA(Front)→CPQ(Middle)→ERP(Back)
以上のように、Front Office ApplicationとBack Office Applicationの間に入ることによって効果を発揮するのがMiddle office Applicationです。
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